トントン通信16号を発行しました。
令和4年、壬寅(ジンイン・みずのえとら)の歳が始まりました。
昨年も私のすべての芸術活動はストップし、お陰で時間ができましたので、朝顔を植えて毎朝楽しみました。
秋には京都のお寺で暖かい陽射しの中で静かに変化し続ける酔芙蓉の花に偶然に出会えて、一気に描きました。
トントン通信16号の表紙は今まで描くことが少なかった朝顔です。酔芙蓉は中面見開きに掲載しています。
長年の課題でした、新しい水墨画の絵の具の開発に本格的に取り組み、多くの方の協力を得てようやく世に出すことができました。
天然原料を主とした美しい発色、伝統の色彩、画期的に使いやすい顔彩絵の具は、多くの方に喜んでいただけると思っています。
詳しくは、膠顔彩「錦-Nishiki-」のページをご覧ください。
厳しい状況の下、オンライン水墨画教室も試みました。年齢に関係なく、生徒の皆さんには思ったよりも早く対応していただきました。私も、マニアルに頼りながら新形式の水墨画授業を頑張ってみました。想像していた以上に人と人の間が近く感じられ、また水と墨の加減などもリアルに伝わって、面白くて楽しい授業ができました。ずっとオンライン授業に抵抗していた私自身が変わってきました。先が見えない時代、柔らかな人間力が必要だと感じました。
皆様への感謝の気持ちを込めて『トントン通信No.16』をお届けいたしました。ぜひご覧ください。
こうして16回も継続できたのは皆様からの暖かいご支援のお陰様です。心から感謝申し上げます。
虎は一日千里を走ると言います。今年は飛躍の年。新たな気持ちで描き続けて参ります。
引き続きご支援ご指導賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
どうか皆様も、お健やかな毎日を大切にお過ごしくださいませ。